株式会社えがお設立10周年記念事業のレポート

みなさまのおかげで、株式会社えがおは設立10周年という節目の年を迎えることができました。今年は第9回となる社内介護実践報告会に加えて、岩手県の中津川病院より「松嶋大」先生をお呼びしての記念講演と一緒に10周年記念事業として7月5日に行われました。その内容を簡単に紹介いたします。

まず第1部としまして、松嶋先生の特別講演をお聞きしました。この講演は当ホームページでもお知らせしており、社外の方にも参加いただいております。認知症について、どういった病気なのか・どういった種類があるのか・どういた治療が効果的なのか、などをわかりやすく説明してくださいました。ときおり、食品偽装問題など最近の時事問題を例えに用いたり、実際に体を動かしてみるなど、専門知識がなくても理解しやすいものだったと思います。参加されたみなさんは、とても真剣な面持ちで講演を聞かれていました。

続いて第2部として、第9回株式会社えがお実践報告会が行われました。今年は全部で7つの演題発表がありました。この実践報告会は、職員が、利用者様に「その人らしい普通の暮らしをしていただく」ために工夫した・一緒にやった・感じたことなど、日頃行っているケアから気づいた内容をまとめ、発表するという機会です。また、発表を聞く側もその中から気づいたり考えたりすることがあり、よい勉強の時間となりました。

発表は、グループホームやデイサービスという新しい環境へ慣れていただくことだったり、利用者様の行動や興味から取り組んだ内容を紹介したりと広い範囲にわたりました。中でも、介護記録様式の改善について発表いただいた中には、社内だけでなく社外を巻き込んでいた、という話もあるなど、発表および共同研究いただいた方々の頑張りを身近で感じることができました。

この実践報告会は、上記のような発表を毎年続けているもので、今年で9回目です。忙しい中時間を作って日々の成果をまとめあげ発表し、それを聞いて明日からのケアに活かす、ということを続けてきました。もちろん、来年以降も継続していく方向です。このような事業を継続して行えるのも、利用者様・ご家族様・地域のみなさまのご理解・ご協力があってのことだと感じております。本当にありがとうございました。そして、これからも株式会社えがおをよろしくお願いいたします。

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第9回実践報告会の写真をこちらからご覧いただけます